おおたクリニックは香川県高松市にある、アレルギーアトピー、喘息の専門小児科です。アトピーアレルギーに関するお悩みなど、お気軽にご相談ください。

アレルギーに関して

みみ 様へ。三歳児熱性けいれん。

DATE : 2016/09/24  CATEGORY :


こんばんは。熱性痙攣で検索していた所こちらの
ホームページの存在を知りメール致しました。
熱性痙攣を既に二回起こしている14kgの三歳の子
どもです。土曜日の朝より深い咳をし始めていた
ので酷くなる前にと近医受診。(クループの既往
あり)去痰薬、咳止めシロップが処方されました。
日曜日の夕方に38.8度の熱を出している事に気づ
きすぐにダイアップ坐剤6mg使用しました。
日曜日にやっている他の近医を受診し胃腸炎と言
われました。ダイアップ使用した旨を伝えると
『良い対処ですね』との事でした。8時間後の夜中
に二回目のダイアップ6mg挿肛。翌日の月曜日も
高熱が続いていて、咳が悪化しているので土曜に
受診したクリニック受診。経過を話していると、
ドクターが、『痙攣起こしてないのにダイアップ
使ったの?土曜に旦那さんに使う必要ないと言った』
と言われて驚きました。引っ越し前の病院やクリニ
ックのドクターは皆、『起きて良い事はないから既
に二回熱性痙攣起こしていたら予防したほうがいい』
という見解でした。そのドクターは、『小児科のガ
イドラインには三回以上起こしたことあるか特殊な
状況がある場合に予防的に使用とあります。家族歴
があっても予防は必要ありません』と言われました。
私自身が子どもの時に二回熱性痙攣を起こし、それ
から予防的に坐薬を使用していたそうです。
また、私自身もこれまでかかっていたドクターの
見解に同調してましたし、もう起こして欲しくない
という気持ちが強いです。引っ越ししてからもう
すぐ半年経ちますが、子どものアトピーのステロイ
ド出す際に前のドクターが出していたのをそのまま
出すのではなく、全身を診ていまの状態にあった
強さのステロイドを処方し、また、熱性痙攣につい
ても予防的に使用を推奨して下さるドクター
(小児科医のクリニック)をどう探せばいいのか
わかりません。また、どういう対応をしてくださる
ドクターが良いのか教えて下さい。
土曜、月曜日にかかった近医のドクターは、土曜日
受診した際に旦那に『熱性痙攣の薬の使用について
は、主治医の指示に従って下さい。僕はその時を
診ていないのでわかりません。』ともおっしゃった
そうです。この地域に主治医はいないのでそれを
聞いて悲しくなりました。
また、14kgの息子にダイアップ坐剤は4と6mgはどち
らが適正でしょうか?今回6mgを二回使用したから
なのか水曜日の本日まで目がトロンとしていて高熱
と重なりより心配になりました。これまで、何度か
予防的に4mg使用時にこのような事がありませんでし
た。予防を第一に考えると体重から6mgなのでしょう
か?4mgでは予防効果が低いのでしょうか?

ご質問者 みみ 様

お答えします 院長

熱性痙攣がてんかんに移行する割合は1%以下であり
予防薬の使用の有無との関係は認められていません。
熱性痙攣がてんかんへ移行する可能性があるのは、
次のような場合です。
1,熱性痙攣発症前の神経学的異常
2,両親・同胞におけるてんかん家族歴
3,複雑型熱性痙攣
4,短時間の発熱-発作間隔(おおむね1時間いない)
なお、複雑型熱性痙攣とは、◎15分以上持続する発作
◎一発熱機会内に複数回発作 ◎焦点的発作 のうち
一つ以上を持つものです。

一応、熱性痙攣を起こした場合、抗痙攣剤を使うのは
5分以上痙攣が続く(熱性痙攣重積状態)場合とされて
いるが、日常診療では、来院時の状態で、痙攣持続
時間がそれよりも短くても、使用することはあります。

熱性痙攣既往児に対する発熱時のジアゼパム(ダイア
ップ)の投与については、投与基準は以下の通りです。

1,遅延性発作(持続時間15時間以上)
または、次の6つのうち2つ以上を満たした熱性痙攣が
2回以上反復した場合
◎焦点性発作(部分発作)または24時間以内に反復する
◎熱性痙攣出現前より存在する神経学的異常、発達遅
滞 ◎熱性痙攣叉はてんかんの家族歴
◎12か月未満 ◎発熱後一週間未満での発作
◎38度未満での発作

しかしながら、日常診療では、発作時の対応の都合
(夜間等に発作が起きる可能性がある場合)や親御さん
達の「二度と痙攣は起こさせたくない」という気持ち
がある場合は、予防薬の副作用(眠気・あまり多くは
無いが意識や呼吸の抑制、過敏性反応)などを説明し
て了解を得れば、上記投与基準以外でも使用すること
があります。
予防投薬でのダイアップの使用については必要ないと
の意見が多いですが、39度以上の高熱が続く場合は
考慮しても良いでしょう。私は五歳未満の既往児に
ついては親御さんと相談して投与することが少なく
ありません。使用量は体重12キロまでが4mmそれ以上
の児は6mmとなっていますが、少し足りなくても予防
の実感があれば、構わないのではと思います。

アトピー治療にしてもダイアップの予防投薬にしても
親御さんの最善と思われる治療について、良く相談に
のってくれて納得いく説明をしてくれる医師を根気
よく探して主治医になっていただくと良いと思います。

なお、発熱中に目がトロンとしてきた症状はダイアッ
プの副反応というより熱の性と思いますが、この症状
は、まれに髄膜炎などの可能性がないとはいえないの
で、必ず小児科の医師に診察してもらってください。

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