おおたクリニックは香川県高松市にある、アレルギーアトピー、喘息の専門小児科です。アトピーアレルギーに関するお悩みなど、お気軽にご相談ください。

アレルギーに関して

四歳女児。腹痛とアレルギー関連について。かな様へ。

DATE : 2018/03/17  CATEGORY : アレルギー

先日、大学病院のアレルギー専門の小児科を受診し、
約30項目のアレルゲンに対して一気に血液検査で
調べていただきましたが、いずれも問題なく(猫でも
数値が出なくなっていました。お正月以降、猫のいる
家に行っていないからかもしれません)、
総IgEも18と低い値のため、便中の好酸球検査も出せ
ないとのことで、食物による消化管アレルギーの
可能性は考えにくいとのことでした。
そこでこれから約1か月ほど、低フォドマップ食を試
して下さいと言われました。

帰宅後、念のため、高フォドマップ食を食べると腹痛が
起こることがあるか、好物のものから順番に本人に確認
していったところ、好きでよく食べているパン・牛乳・
ミルクココア・納豆・味噌汁・梅干し・玉ねぎを食べる
と腹痛が始まると教えてくれました。また、
高フォドマップ食ではない鶏肉を食べても痛くなるとの
ことで、これに関しては食物日記をつけていて心当たり
があったので事実だと思っています。
低フォドマップ食は始めたばかりで効果はまだ分かりま
せんが、昨日の幼稚園の給食で出たパンを食べたところ、
腹痛が始まって夕方頃まで痛がっていました(パンは大
好物で、腹痛があっても食べたいくらいだそうです)。

そこで質問させていただきたいのですが、
・鶏肉に関しては低フォドマップ食で食べても問題ない
とのことなので、それならば不耐症ではなく食物アレル
ギーではないのか?(血液検査では陰性)
・今年1月からずっと朝晩アレロックを飲んでいますが、
抗アレルギー薬は消化管に起こる食物アレルギーにも効果
があるのでしょうか?抗ヒスタミン剤とは何が違うのでし
ょうか?現在のところ、アレロックで蕁麻疹の発症は抑え
られています。

ご質問者 かな 様

お答えします 院長

消化管アレルギーには、即時型と非即時型があります。
非即時型アレルギーの確認には、? LST(リンパ球刺激
試験。この検査は保険適応しにくいので自費になるかもし
れません。)や、? 負荷試験(おたくのお子さんの場合、
それとわからないように調理して食べさせ、どれくらい
の時間の経過で腹痛が出現するかを、数回行って記録す
る。それで検査には出ない非即時型の抗体による反応で
あるかもしれないことを予測できる) の方法で確認して
いないので、非即時型アレルギーであることを否定出来ま
せん。
アレロックは抗ヒスタミン剤ですので、即時型アレルギー
の症状には予防的にも効果があります。蕁麻疹出現は
抑制されるでしょうが、非即時型アレルギーには効果が
期待出来ません。
IBSであれば、低フォドマップ食を続けることで軽快する
可能性もありますが、鶏肉・パン(小麦)についての反応
には非即時型アレルギーの疑いもないとは言えないでし
ょう。或いは両方が関わっているのかも知れません。
自費でも好酸球の検査やLST検査をお願いして、してもら
うか、自宅での負荷試験を行ってみるかするとアレルギー
との関わりが確認できるかと思います。

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