おおたクリニックは香川県高松市にある、アレルギーアトピー、喘息の専門小児科です。アトピーアレルギーに関するお悩みなど、お気軽にご相談ください。

アレルギーに関して

カシューナッツアレルギーと花粉症。四歳児。

DATE : 2017/12/20  CATEGORY : アレルギー

4歳男児のカシューナッツアレルギーについて質問
させて頂きます。
IgE‥299
カシューナッツ249、クラス6
くるみ18.6、クラス4
アーモンド1.9、クラス2
ピーナッツ0.4、クラス1
Arah2陰性
そば1.0、クラス2
すぎ21、クラス4
ヒノキ3.8、クラス3

初めて食べるナッツ類、カシューナッツ。
30分後に突然嘔吐。
すぐに小児科に行きましたが、風邪も流行っている
から、もし気になるなら後日再度食べさせてみる
よう診断。帰宅後、食事入浴後に2回目の嘔吐
、同時に右目と両頬の発赤。これはアレルギーがあ
ると疑い、再度食べさせることが怖くて、アレルギ
ー専門の小児科に行き検査。
「よく2回の嘔吐で済んだ、本当に幸い。
次はどうなるかわからない」と言われています。
父は花粉症のみ。母はアレルギー無し。

ナッツは好物ではないので、購入はほぼありません。
たまたま頂いたカシューナッツでした。妊娠中も
少しは食べたかもしれませんがトータルでも20粒
もあるかどうか。なぜこのような結果になったのか、
もう全くわかりません。
カシューナッツのクラス6、これはもう生涯食べる
ことはできないのでしょうか?数値が下がる可能性
はあるのでしょうか?
また、そばはまだ食べさせた事がありませんが
クラス2。ナッツやそばは治らないと聞くので心配
で仕方がありません。何かをすれば少しでも良く
なりますか?花粉症も心配です。
ご意見頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。

ご質問者 おいも 様

お答えします 院長

元々、遺伝的素因としてナッツ類の抗体ができや
すい体質であったという事が推測されます。
そこには花粉とのアレルゲン交差性の存在の関与
も考えられます。
2016年の食物アレルギー診療ガイドラインでは、
主な花粉と交差性が証明されている食べ物として
カバノキ科のシラカンバ、ハンノキなどと、マメ
科のピーナッツ・大豆、バラ科のアーモンドや
りんごなどの果物、マタタビ科のキウイフルーツ
カバノキ科のヘーゼルナッツなど多種類のナッツ
類や果物があります。ヒノキ科のスギでは、ナス
科のトマトが証明されていますが、まだこれから
の研究で色々な食べ物との交差性が分かっていく
かと思われます。カシューナッツは中南米原産の
ウルシ科の木の種子です。現在、ウルシ科の食べ
物では、マンゴーがカバノキ科・キク科の花粉と
交差性が証明されていますが、臨床ではスギ花粉
症の方にカシューナッツアレルギーも見られるの
で、今後の研究で確認されて行くかもしれないと
思います。そばアレルギーは、アレルギー体質の
方には多くある抗原です。主にイネ科の植物にア
レルギーのある人に多いので、雑草花粉症との関
連が考えられますが、今後の研究が待たれます。
蕎麦、ナッツ類は小学生低学年頃、スギ花粉など
木の花粉が飛散する高さに身長が達して、花粉症
の発症或いは症状がしっかり出てくる年齢に関連
抗原として抗体産生が強くなり、その時期には
治りにくい傾向はあります。しかし、花粉症の
治療と共にその後軽快してくる人もいるので
絶対治らないとは言えません。当面はナッツ類の
完全除去は必須です。
蕎麦・ナッツについて、どれくらいの誤食に対し
て心配ないか知りたい とか、早期に食べさせた
いとの、希望がおありなら専門医のいる医療機関
で、入院して経口減感作を受けるという方法が
ありますが、小学生中学年から中学生くらいで
受けるのが安全でしょう。アレルギー医学は進歩
しているので、お子さんの成長に伴い希望を持っ
て対処して下さい。
先頃、カシューナッツについては、アレルギー
表示の推奨品目に指定されましたが、義務では
なく推奨なので、注意して下さい。

またカシューナッツの人はペクチンアレルギー

もあることがあるので、果物やジャム・食品添加物

の増粘安定剤などにも注意して下さい。

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