おおたクリニックは香川県高松市にある、アレルギーアトピー、喘息の専門小児科です。アトピーアレルギーに関するお悩みなど、お気軽にご相談ください。

アレルギーに関して

海外在住でアレルギーの専門医にかかれない。

DATE : 2016/06/28  CATEGORY : アレルギー

長文ですが、何卒、よろしくお願いいたします。
わたしはアメリカ人の夫とハワイ島に4歳の息子と
住んでいます。ハワイは医師不足で特にアレルギー医
は島にはおらず、オアフ島に2人しかいません。
現在4歳3ヶ月。3歳になったばかりの時に夫の姉の友人
に親の知らないうちにカシューナッツをもらって食べ、
数分で、辛い辛いと泣いて、舌を両手で拭い出し、何度
も嘔吐、乾いたオットセイのような咳、そして、喉から
ピーピーと笛のような音が出て、泣き声も出せなくなり
ました。この時まで、食物アレルギーがあるとは夢にも
思わず、気道にナッツが詰まったと思い救急車を呼び
ました。車内で唇が紫になり、タラコのように晴れて
きて、アレルギーだと言われ、エピネフィリン注射を
受け助かりました。嘔吐と呼吸の異常さだけで、湿疹
などの皮膚症状は全くありませんでした。

現在、島の70歳の小児科医にかかっています。子どもは、
喘息はありませんが、アレルギー性鼻炎にもなってきて
います。この小児科の先生はあまり耳鼻科関連のことも
詳しくないようで、自然に治るといい、鼻炎に関しては
薬は一切出してくれません。オノンやシングレアは出せ
ますか?と聞くと、喘息じゃないので出せないと言われ
ます。島には耳鼻科医も、ひとりもいません。
昨年、歯の治療でペニシリン系の抗生剤で、まぶたが
腫れ、ペナドリルを処方されました。あと、ひと月前に、
いつも食べていたマグロのポケというマリネを買って
一口かふた口、食べて、止まらない咳が起き、犬の吠え
声のようになり、家から10分の場所のERに車で行き、
エピネフィリン注射と、経口ステロイドの処置を受け
ました。

血液検査は、里帰り時、受けて、総Ige2600、カシュー
ナッツはクラス5で80、ピーナッツはクラス4で40でした。
この時ピーナッツのアレルゲンコンポーネント検査で24
で、陽性と言われました。昨年11月にハワイでで受けた
血液検査では、カシューナッツクラス4で40になり、
ピーナッツは25でした。アレルゲンコンポーネント検査
はハワイではまだ受けられないようです。
この直後、マグロのポケで、原因不明のアナフィラキシ
ーショックを起こしたのですが、血液検査はその後は
受けていません。

里帰り時にかかった大きい医療センターの先生は論文で、
よく名前が載っている先生ですが、カシューナッツは
特に食べなくても困るものではないから、一生除去
でいいんじゃないかと言われ、診療はここまでと言われ
ました。 次にアレルギーの専門のある私立の大学病院
にかかり、ピーナッツアレルギーも検査でわかったわけ
ですが、総Igeも高いし、一生エピペン持ちだねと言われ
ただけです。アナフィラキシーショックを起こした時など
も、病院から帰って、国際電話で帰国時にかかった病院
に相談しても、電話で相談できませんよと看護師さんに
断られてしまいます。
オアフ島のアレルギー医は一度、診てもらいに飛行機で
行きましたが、日本の先生がたにお会いしたあとだから
か、とても安心して子どもを診てもらえる感じがせず、
本土に行くにも日本に行くのも同じなので、それなら
日本で、治療を受けたい気持ちが強くなりました。

一年に2回程度なら日本に子供と行けるのですが、問い
合わせても、治療は時間がかかるので難しいと言われ
ます。カシューナッツは反応が、ピーナッツより重篤に
もなるし、日本では少ないようで、どこで治療を、受け
たらいいのかわかりません。それとも、4歳になった
ばかりで、小さいので、何もしないほうがいいので
しょうか。
ダニはクラス6です。ハワイは常夏で、絨毯の家で、
湿度は常に80%で雨が降ると90%です。ダイソンで毎日、
カーペットとベッドも掃除していますが、よく鼻の
調子が悪くなります。悩みすぎて、支離滅裂になって
しまいましたが、アレルギーの治療について、アドバ
イスいただけたらと思います。

ご質問者 ブラウニー 様

お答えします 院長

結論からいうと、お宅のお子さんの場合、当面の間
抗ヒスタミン剤と抗ロイコトリエン拮抗剤は継続服用
する必要があると思います。発作を抑えて、体質改善
にも有効です。そして、エピペンの携帯は不可欠です。

薬は日本の保険では最大三か月しか処方できないので
こちらの大きな病院のアレルギーの専門医に半年に
一度検査してもらって経過を観察しつつ、薬の処方は
こちらの専門医からオアフ島の専門医に紹介状を書い
てもらって継続処方をお願いするしかないでしょう。
実際、当院でも留学される方に、そうした紹介状を
持って行ってもらったことがあります。

最も重要な体質改善の手立ては、アレルゲンの除去
です。ナッツ類の完全除去を始め、今度の検査のおり
に魚類も含め多項目の検査をしてもらうと良いでしょ
う。ダニは、お宅のお子さんの重症度を底上げして
いると思います。基本的にはカーペット・ソファ等
ダニが団地を作るような温床となるものは、全て
除去するか、丸洗いの出来るものにして、半年に
一度は丸洗いして下さい。抗ダニ対策については
ネットでも詳しく調べられるので参考にして徹底
して下さい。室内の湿度を下げる、エアコンや除湿
機の使用も心がけて下さい。そうやって、内服を続
けつつ、原因となるアレルゲンを徹底除去する努力
をしていくと、大きくなるにつれ体質改善していく
ことが出来ます。私はそうした患者さんを長年に亘
って経験してきました。
どうか、気長に頑張って下さい。必ず成果がありま
す。

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