おおたクリニックは香川県高松市にある、アレルギーアトピー、喘息の専門小児科です。アトピーアレルギーに関するお悩みなど、お気軽にご相談ください。

アレルギーに関して

アレルギーで胃腸炎。一歳男児。今後の食事。

DATE : 2016/03/22  CATEGORY : アレルギー

現在1歳4か月の子供ですが
生後1か月頃から乳児湿疹がひどくなり皮膚科でステロイド
を処方され塗布し、徐々に皮膚症状は良くなり現在は
赤くなったり痒がったりした時だけ少量塗る程度です。
そして
1歳前にヨーグルト一口食べて、すぐに口の周りに蕁麻疹
が出て1歳過ぎに卵白、全卵を別の日に食べさせて共
に一口で摂取後2時間ほどで嘔吐しました。

1歳1ヶ月の皮膚テストで小麦・乳・卵のアレルギー
がわかり別のアレルギー専門小児科で血液検査をし
卵白28.8クラス4、牛乳2.98クラス2、オボムコイド9.36クラス3で
した。

食べさせて免疫を獲得する考えの病院で特に症状が出
ない卵黄と小麦粉を毎日食べさせるよう指導を受け
その通り少量ずつ与えているうちに下痢→血便→浮腫
といった症状が日が経つにつれ出てきてアレルギーが
原因ではと聞いても無関係だと言われ結局大きな病院
で検査したところ、危険な状態にあると診断され
そのまま入院し、様々な検査結果から食物アレルギー
からくる好酸球性胃腸炎と淡泊漏出性胃腸症と診断さ
れました。
アルブミンと鉄剤の投与、小麦・卵・牛乳の除去食に
よって改善し退院、現在も除去食を続けていますが、
一日6?7回授乳しています。医師からは、好酸球性
胃腸炎の原因アレルゲンについては卵が一番怪しいので、
私は加工品はともかく卵そのものはやめましょうと言
われ食べていません。
免疫力が著しく低下していたので、それが正常に戻れ
ばまず小麦から食べさせてみましょうと言われていま
す。退院前の血液検査では牛乳クラス2、卵白クラス4、
小麦クラス4、オボムコイドクラス3、卵黄クラス3でした。

お聞きしたいのは、病院からは現在小麦・牛乳・卵の
みの除去の指導ですが抗原性の高い食材を与えるのが
怖く、魚は白身魚のみ(タラやカレイ、ヒラメは抗原性が高い
ので与えていません)肉は豚挽肉のみ。他は白米と抗
原性の低い野菜を薄味の味噌か醤油、塩を加えてあげ
ています。
ミルフィーは子供が拒否しました。
また麦茶も拒否するのでほうじ茶を飲ませています。

回転食にしたいのですが、食材が少ない為、なかなか
3日開きません。なので、魚は赤身、肉も鶏や牛など
も食べさせた方が良いのでしょうか?
病院では卵と鶏肉、牛乳と牛肉は共通抗原ではないか
ら大丈夫と言われていますが心配で食べさせていませ
ん。また、私自身の食事ですが卵、マヨネーズ、牛乳
などは避けていますが食パン、加工品などは食べてい
ます。私も小麦・卵・牛乳の完全除去をした方が良い
のでしょうか?

それと、病院から免疫力が正常値になったら小麦粉を
食べさせていきましょうと言われていますが
クラス4もあるのに大丈夫なのだろうかと不安です。
今の病院も、数値に関わらず食べられるなら食べさせ
ようという考えのようです。
拒否した方が良いか悩んでいます。
通常の食物アレルギーと好酸球性胃腸炎の両方をもっ
ているのでとても不安です。

ご質問者 サクラ 様

お答えします 院長&管理栄養士

かなり強い症状が出たことで、不安なお気持ちはわか
ります。文章から察するにお子さんの発育は小さめで
はないかと思います。
卵と鶏肉、乳と牛肉の同一抗原性は否定されていて、
個別に調べられますし、魚も結構多種類調べられるの
で、今まで調べていない物で不安な物を血液検査で明
らかにしておくことが大切です。そして、陰性のタン
パク質食品を順番に並べて回転食に取り組んで下さい。
今、陰性でも続けて食べていると陽性になることが良
くあるので注意が必要です。一歳三か月を過ぎると、
母乳の栄養価は、ほぼ糖質でエネルギーを維持する様
になり、空腹時に与えれば血糖値が上がって食欲を抑
え、食後に与えるクセをつけると、真面目にしっかり
食べなくなる傾向があります。母乳はどうしても寝付
かない時などに限り、アレルギー用ミルクをコップか
ストローで食後やおやつに少しずつ飲ませて栄養補給
に利用しましょう。果物を少量ミキサーで合わせたり
果物の缶詰とミキシングして寒天で固めると食べてく
れることが多いです。そうやってバランス良く三食を
しっかり食べて早寝早起きをさせて大きく元気に育て
ることで胃腸管の免疫力も次第についてきます。
アレルゲンを負荷するのは、それからでしょう。

好酸球はアレルギー反応によって高値を示すので、ま
ずは陽性のアレルゲンを入れないのが原則です。
また、アレルギー性の胃腸炎を起こすアレルゲンの一
位は牛乳というのは、今までの研究で確認されていま
す。最近の報告では、アメリカ産の小麦(日本のパン
菓子は殆どアメリカ産)のグルテンの主成分である
グリアジニンというタンパク量が、セリアック病と
いうアレルギー性の胃腸炎を主訴とする難病の原因に
なっていることはアメリカの医学会では良く知られて
います。以上のことから、今回の胃腸炎を、卵だと医
師が言われた事には、疑問が禁じえません。

まだ一歳なので、アレルゲンを除去し、バランス良く
しっかり食べさせていれば、数年の経過で免疫力も付
き、数値も下がり、負荷試験にも耐えられるように
なるので、焦らずに頑張ってください。

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