おおたクリニックは香川県高松市にある、アレルギーアトピー、喘息の専門小児科です。アトピーアレルギーに関するお悩みなど、お気軽にご相談ください。

アレルギーに関して

7才男児。ピーナッツの自宅での負荷について

DATE : 2016/01/19  CATEGORY : アレルギー

お忙しいところ申し訳ありません。
ピーナッツについて、質問させていただきます。
小学一年生、男子 7歳
アトピー有り
(肌の見た目は、目立つ掻き傷はなく、多少ざらつきが
わかる程度、軽い耳切れあり)
ーーー
食物アレルギー
卵(耐熱性卵白)クラス6、 UA/mL100以上
卵白? クラス6、 UA/mL100以上
卵黄 クラス5、UA/mL54.60
小麦(実) クラス3 UA/mL15.00
ピーナッツ クラス3 UA/mL7.30
アーモンド クラス3 UA/mL3.85
クルミ(実) クラス2 UA/mL2.99
カシューナッツ クラス2 UA/mL2.50
ハシバミ(実) クラス5 UA/mL61.40
ω?5グリアジン クラス3 UA/mL7.84
非特異的IgE? 1500
ーーー経緯ーーー
?1歳の時に離乳食に卵なしの小麦パンを一口食べて嘔吐→
皮膚科で血液検査→小麦が高い、卵もまだ離乳食で出して
いないのに高いとのことから、アレルギーも診ていただける
小児科で再度受診→はじめて食べて嘔吐は危険な兆候により
除去の指示により7歳まできました。途中、2歳頃にフライ
ドポテトの衣に小麦が使われたものを誤食し、救急医療に担
ぎ込む騒ぎになりました(顔、全身がパンパンになり痒がり
湿疹)→小学生前に小麦、卵、牛乳、ピーナッツを食べるテ
ストをかかりつけのアレルギー対応医にしていただいた結果、
牛乳はまだ吐くから自宅で練習。チーズは好んで食べること
から、好き嫌いの可能性高いが、吐くから給食では出さない。
ピーナッツは半かけあたりで症状はないが数値が出てるので
誤食しても問題は無いがあえて食べさせなくてよい。
卵、小麦は湿疹、嘔吐、下痢につき完全除去を続けるように
とのこと。尚、給食ではなく弁当になるのでエピペンは今は
不要。リンデロンがお守りです→昨年、小学生になりました。
そこで心配された調理師の先生から、牛乳と卵を克服できた
子が通っているという公立のアレルギーも診る病院を勧めら
れ、昨年末に受診→今年はじめに血液検査(上記内容)の結
果を渡していただきました。そこで三月に小麦については半
日入院でもう一度食べさせてみようということで書類にサイ
ンし、日取り決定になりましたが、ピーナッツは自宅であげ
てくれとの指示が公立病院の外来担当医師からありました。
今はどんどん食べさせるのがアレルギー対応になっている。
小麦も醤油を普通の醤油を使っているのだから味噌も使って
みてください。粉末醤油も敬遠せず、どんどん使ってくださ
いとのこと。ピーナッツの詳しい説明はなく、とにかく食べ
させてください、まずはピーナッツ半かけあたりで、では
また次回......と、話もそこそこに診察が終わりました。
私はピーナッツはソバと同じような危険なものという認識
だったため自宅で、エピペンの処方されずにあげてみるこ
とに戸惑っております。心配になり、小さい頃から診てい
ただいている何人かの医師(アレルギー専門医ではないで
すが、耳鼻科や皮膚科の先生達です)と、学校の保険の先生、
調理師の先生に「自宅であげて良いものでしょうか?」と、
ご意見伺いましたところ、あげないほうがいいとの意見で
一致しており、ますます学校に紹介していただいた公立病
院(3次救急病院)の担当医に戸惑っている次第です。
現在は大麦が入っている合わせ味噌や粉末醤油が使われて
いる味噌漬けの市販の肉等を試し、今はまだ症状はないで
すがピーナッツだけは、怖くてあげていません。
三月に行う小麦の入院食テストの場で改めてピーナッツを
自宅であげるメリット等をもう一度質問しようと思ってい
るのですが、こちらのホームページをみつけ、藁にもすが
る思いで、ご質問させていただきました。
自宅でピーナッツをあげて良いというアレルギー専門医の
指導は妥当と判断されますでしょうか?

ご質問者 とんねる 様

お答えします 院長

お宅のお子さんの場合、非特異IgEがとても高いので、他の
検査値も分からないお子さんの、負荷治療で治ったとか、
食べられるようになったなどということとは簡単に比較出
来ません。現在、専門医の中では食物負荷により食べても
症状が出ないようにする治療法を積極的に取り入れている
先生がおられますが、治療法としては緒についたばかりで
将来の長き亘って、その人のアレルギーの病態がとう変化
していくかは、現在その治療法を受けて食べられている児
達の将来を見て行かないと結論は出ません。負荷中に重篤
な発作が出る報告が相次いだため、この治療法は大きな病
院で入院して行うことを基本とし、まだ治療法としては研
究段階であると、厚労省は位置づけています。
私は、少量負荷して、その時症状が出なくても、たまに体
調や諸条件との絡みで、同じ量でも症状が出ることがある
ので、注意しています。自宅での負荷の場合、もしかの場
合に備えてエピペンは用意しておかなければなりません。
また、直ぐに運び込める医療機関の体制も確保しておかな
ければならないと思います。リンデロンはお守りにはなり
ません。ピーナッツについてはArah2抗体が陽性ならアナ
フラキシーが起きやすいということが解っているので、負
荷するならそれを調べてみてからにすべきだと思います。
私は、陽性の食べ物は除去して非特異IgEを含め、数値が
下がるのを待って、少なくともその食物のスコアが2以下
になってから負荷試験を行うのが良いと考えています。

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