おおたクリニックは香川県高松市にある、アレルギーアトピー、喘息の専門小児科です。アトピーアレルギーに関するお悩みなど、お気軽にご相談ください。

アレルギーに関して

2011年2月アーカイブ

8ヶ月の女児のアトピー

DATE : 2011/02/14  CATEGORY : アトピー , アレルギー

生後8ヶ月の女の子です。産まれた時から顔の湿疹がひどく、
両頬が真っ赤になりましたが、乳児湿疹または汗もだと思い、
1ヶ月検診で清潔にするように言われ、こまめに顔をふいたり、
お風呂で石鹸で丁寧に洗ったりしているうちにだいぶキレイになりました。


ところが3ヶ月前に、又顔の湿疹が酷くなって、
小児科に行くとキンダベートを頂いて、
その時副腎皮質ホルモンがステロイドとは知らなかったので、
塗ってたらキレイになって、体にも湿疹ができた時に又塗ったら治って
と喜んでいました。


6ヶ月から離乳食を始めて、アレルギーがあるかもしれないと人に言われて、
おかゆと野菜だけで慎重にすすめていました。
完全母乳で育てており、卵も控えてます。


三種混合2回目の後、熱が出て熱が下がったくらいに、
又湿疹が顔と体にひどく出て、突発かと思い小児科の先生に聞いたら、
違うと言われました。
一方で風邪が長引いていて耳鼻科にも通っていました。
耳が痒そうなのでと耳垢を取ってもらって安心していたら、
その晩耳から大量の出血で驚きました。
翌日耳鼻科で中耳炎といわれましたが不安になり、
他の耳鼻科を受診したら滲出性中耳炎と言われて今も一ヶ月以上通っています。

 

その一方でまた湿疹がひどくて友人の薦めも有り皮膚科にも通いだしました。
するとそこでアトピーと言われてとてもショックでした。
ちなみに、主人も私もアレルギー性鼻炎だったりニキビができやすかったり
はしましたが食物アレルギーはありません。


最初アルメタ+亜鉛華単軟膏とリドメック+ヒルドイドソフトを頂きました。
キレイになったので次はステロイド無しで亜鉛華単軟膏と
ヒルドイドローションを頂いたら、ステロイドをやめたからか
又ひどくなりました。
次に皮膚科に行くと飲み薬とアルメタを処方され、
痒い時に塗るよう言われましたが、
そこからはステロイドを塗っても治るどころかますますひどくなり、
今まできれいだったおでこや目の周りまでもどんどんガサガサになり、
掻いて掻いてリンパ液が出てきてどんどん広がって顔中真っ赤です
・・・体はましになったり、ひどくて痒そうに背中をこすったり。
塗っても塗らなくても一緒なので、もうステロイドはぬっていません。
離乳食もいまだにたんぱく質はあげてなくてこれからどうすればよいか
わかりません。

最近状態が非常に悪くなったので、このままの方法を続けてよいのか
非常に悩んでいます。長々と申し訳ありませんが、
どうしたらよいか教えて頂きたいと思います。

ご質問者  ゆうママ様

お答えします。 院長

 貴女のお子さんの状態であれば、食物アレルギーの検査をして、
何が原因か、はっきりさせて、適切な食事療法をした方が良いでしょう。
アレルギーの検査には、血液検査の他、必要に応じて
食べ物の除去負荷試験も行います。
 原因が解らないため、貴女も子供さんも辛い思いをされましたね。
可能であれば、一度、当院を受診してください。

減感作療法にいて

DATE : 2011/02/14  CATEGORY : アレルギー


13歳の息子はダニ、ハウスダスト、花粉にアレルギーがあります。
6歳の娘はダニ、ハウスダストです。
これからの長い人生、何十年もつらい思いをするのなら、 
減感作療法を受けさせようかと考えています。
ネットの情報ですが、注射はそれほど痛くないと言っている方が多い
ようですが・・下の子は注射は我慢できるほうです。

アナフィラキシーの起こる頻度は予防接種等と比べ、高いのでしょうか?

おおたクリニックさんでは、これらのアレルゲンの減感作療法は、
行っていらっしゃいますか?

もしされていないのであれば、(急速も含めて)
減感作療法を行っているところは県内にありますか?
差し支えなければ教えていただければと思います。

ご質問者  ゆきだるま様

お答えします。 院長

 減感作療法はやっています。急速減感作は主に入院してしかできないので、
当院ではしていません。香川県で実施している所は把握していないので、
香川医大や高松日赤に問い合わしてみられると良いでしょう。

 アナフラキシーを起こす頻度は、予防接種と同じ位の頻度でしょう。
私の臨床経験では、減感作によるアナフラキシーはあまりありません。

 減感作療法は、皮内テストで、閾値を決めてから実施します。
始めの6ヶ月は、一週間に一回。次の6ヶ月は二週間に一回。
その後2?3年間継続して1?2ヶ月に一回注射します。
治療効果は、明確に改善する症例は50%前後位と思われます。
根気のいる治療法だと思います。

小麦アレルギーでしょうか?

DATE : 2011/02/08  CATEGORY : アレルギー , 食品・食事

現在、7ヶ月半の男の子です。

先日、おかゆに麩(焼き麩)をすりおろし、和風だしで煮たものを食べさせた
ところ、30分?1時間後に額を掻き出し、頬も少し赤くなってきたので、
お腹あたりも見てみると、軽く湿疹のようなものができ始めました。

小麦アレルギーか!?と思いましたが、一日様子見して、
翌日湿疹は少しは治まったのですが、やはり心配で、
かかりつけの小児科で診てもらいました。

すると、問診と湿疹の痕を見て、
「これはアレルギーではなく、ただの湿疹です。
乳児は、敏感肌で乾燥ですぐ湿疹になる。
今の時代は、なんでもアレルギーだと思い込む人が多いです。
塗り薬出しておきます。」
と、ステロイドホルモン剤を処方されました。

その直後は、よかったーと胸をなでおろしましたが、
後になればなるほど、やはり小麦アレルギーではないか?と心配でなりません。
検査もせず、問診と湿疹の痕をみてアレルギーではない、
とそう簡単に判断できるものなんでしょうか?
乾燥で、同時間にお腹周り、背中に湿疹ができるものでしょうか?
小麦が心配で、新しい離乳食メニューに手が出せません。
何か違う種類の小麦を試してみてもいいものでしょうか
?それともちゃんとした検査を先にしたほうがいいのでしょうか?


長々とすみません。

ご質問者 くまごろう様

おこたえします。  院長

 小麦アレルギーの可能性はあると思います。
乾燥した皮膚に、刺激による湿疹がでることはあります。
しかし、食べてから30分から1時間で症状が出ているのが、
怪しいと思います。
 アレルギーの有無は、抗体検査と経過(反応の繰り返し)
と、確定的には、食べさせて症状が出るか(負荷試験)
で判断するもので、軽々しくアレルギーでは無いと、
決め付けてはいけません。
 この子の場合は、アレルギー診療の経験の深い医師に
診てもらって、検査を受けて相談すると良いでしょう。
 当分は小麦・小麦製品なしでも、十分に離乳食は
できますので、はっきりした診断が出るまでは、
やめておくと良いでしょう。
今は、小麦アレルギーの人のための代替食品も一杯あるので
困った時は、ご相談ください。

食物アレルギー減感作療法について

DATE : 2011/02/08  CATEGORY : アレルギー

1歳2カ月の娘がクラス1レベルの食物アレルギー(卵、牛肉、小麦粉、鮭)
があります。
 昨年(H22.12月)にアレルギーの検査を行ったところ主治医より
卵は2月からお菓子から勧めるように指示がありました。
卵白粉入のホットケーキやクッキーなど少しずつ食べさせ始めましたが、
首や足、手などかゆみが出始めて心配です。
 小麦粉はうどん、パンであればかゆみは出ないようです。
 牛肉、鮭は食べさせていません。
 
 授乳中(ほとんで出ておりません)であり、
以前は母親も卵、牛肉、小麦粉、鮭は摂取を控えていましたが、
1月くらいから普通に食べるようになりました。
 4月から保育所入所で、他の人が食べているものを欲しがるので少しでも
普通の食事を食べさせたいのですが。
 どのように進めていけばよいのか、アドバイスお願いします。
 参考になる書籍があれば教えてください。

ご質問者 がっちゃまん 様

お答えします。  院長

 経口減感作療法とは、必ず医師の指示管理のもとで行うもので、
血液検査で陽性というだけでなく、実際に食べると反応の出る食べもの
について、一品ずつごく少量ずつ食べて、出てきた症状を
その都度、対症療法で抑えながら、だんだんに食べられる量を
増やしてゆくという療法です。
 私のところでは、この治療方は殆んど行っていません。
 ☆理由としては☆

 第一に、副反応として(体調の悪いときなどに特に)アナフラキシーなど
重篤な症状が出てくる危険性を伴うこと。

 第二に、アナフラキシーなど即時型のアレルギー症状の患者さんには
この療法の効果を認める報告は有りますが、それもまだ若干不確定で、
アトピー性皮膚炎など非即時型反応の症状の患者さんに対するにいたっては、
この療法の効果は、まだ曖昧であること。

 第三に、経口減感作療法で、アレルギーの原因食べ物を一時的に、
食べられるようになっても、その後、再燃する可能性が否定できない。
(この治療法が行われだしてから、治療経験が短いので確認できていない)

 第四に、この療法は、本来、症状の有無を確認しながら、
1?5g程度の単位で、慎重に計画的に増やして行くことが原則で、
自宅で、二次製品から食べてみるというような方法で行うものではなく、
減感作治療としてきちんと行うには、実際には入院して行う以外は、
大変に手間がかかり困難で、園・学校などへ行っている場合は、
より実施が難しい。

 第五に、一方、食物除去食療法の継続は、必ず症状が軽減してゆき、
多くの人は、1?3年程度で耐性を獲得して、食べても反応が
起きなくなる。特に一歳位の時にきちんと除去していると、
体質が改善され、症状も出なくなる可能性が高いことは、
今までのアレルギー治療における医学的成果として、
広く確認されていて、しかも危険な副反応も伴わない。

 第六に、食物除去療法は、食物アレルギーをもたらした食傾向を
改善することによって、より良い食生活の改善につながる。

 以上の理由で、私は経口減感作療法よりも、食物除去療法を
すすめています。貴女のお子さんの場合、検査値が低いので、
毎日続けて食べたり、一度に大量に食べたりしなければ、
大丈夫だと思います。しかし、食べると症状が出てくる食物
(続けて食べていて出る場合も含め)や、
IgEが3?4以上と高い食物については、完全に除去した方が
良いと思います。
 経口減感作療法については、私の意見とは見解が異なりますが、
参考書は、下記にご紹介します。

 「食べて治す食物アレルギー」 診断と治療社
著者 神奈川県立こども医療センターアレルギー科
   栗原 和幸 

 
 
 

 
 

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