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2013年3月アーカイブ

PM2.5と、赤ちゃんの外気浴

DATE : 2013/03/04  CATEGORY : 今日の出来事

 赤ちゃんに外気浴は、させたいけれど、PM2.5が気になってという

親御さんの不安が、良く寄せられます。

いつもなら心はずむ「春一番」も、南風から西風に変わる中国から

飛んで来る有毒微粒子が飛んで来るのではと不安になります。

  PM2.5 は発生源が多様な物質で、煤煙・粉塵・自動車の排気物など

人の活動に関わるものだけでなく、土壌や波のしぶき、火山など自然

からのものも有り、硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中で化学反応して

粒子になることが知られています。

 日本では、2009年に大気汚染公害訴訟で論じられ、「1立方当たり

日平均35gマイクロ以下、かつ年平均15マイクロ以下」という環境基準

が定められました。そのご基準値をめざす努力はされましたが、都市部

では、まだ環境基準を超える地点がかなりあることが確認されています。

それも北京の数分の1ではありますが、これらは国産のPM2.5とみられ

ています。しかし、実態を正確に観測する観測網はまだ整備が不十分です。

 今回、中国からの飛散が問題視されると、すぐに環境庁は環境基準値を

2倍にして注意の目安としましたが、「とりあえず」といったものでしょう。

米国では、2006年以降300以上の疫学研究の結果をへて、PM2.5の

環境基準を厳しく見直すとのこと。

 今後、日本は中国に環境の改善を求めるとともに、米国の疫学調査に学

んだ上で、中国や韓国と協力して観測、疫学調査を行い、対策をたててゆく

ようにして欲しいものです。

 当面は、強い西風の吹く日には、赤ちゃんの外気浴は控え、日光浴は

窓越しにするなどの対策をとりつつ、一刻も早く、正確な観測情報が提供

されるよう、国や自治体に要求してゆきましょう。

文献  3月4日朝日新聞社説より

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