笑いは症状改善の良いクスリ
DATE : 2010/08/24 CATEGORY :
アトピーを笑いで治療という、ユニークな研究を行って数多くの欧米医学雑誌に投稿して注目を浴びている、木俣肇先生(京都大学卒業後、カリフォルニア医科大学で、全くステロイドを使わずアトピー性皮膚炎を改善させる研究で成果をあげた)の論文の内容が、すごく解りやすく紹介されているのを読んで、「目からうろこ」だったので、その一端を紹介します。
皮膚は心、発生学的にみると、生き物は皮膚の一部が上下に盛り上がり、その皮膚の下にめりこんで脳と脊髄という中枢神経ができます。
好きな人に肌に触れられると心地良く、嫌な人に触られると鳥肌が立ったりするのは、脳での受け止め方が違うからということです。
このように皮膚には心が反映されるので、心が安定していると皮膚炎は悪くなりにくく、心の安定が無ければ、治療も難しいということです。
ここまでは、従来のアトピー治療でも言われて来ましたし、当院の院長の臨床経験でも、確認され、院長の学会発表でも何度か演題にしてまいりました。
木俣先生の研究は、これを積極的に治療に利用するために、「笑い」の効果を検証して、統計学的に明らかにされたのです。
たとえば、授乳中に漫才を見て笑いながら授乳すると、母乳中のアレルギー抑制物質のレプチンの量が増加して、子供のアレルギー反応が軽減したとか、人工栄養児でも、アレルギーのある乳児にミルクを笑いながら与えた場合、笑わなかった場合よりアトピーの症状の減少が見られたなどの実験結果も報告されていました。
興味のある方は、家庭栄養研究会出版の食べ物通信9月号をお読みください。
文責 管理栄養士 太田 美登里






